こんにちは。副チーフの河村です。「またお前か」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、今回のブログも担当させていただきます。

さて、我々学習院大学陸上競技部長距離ブロックは、2/6()-2/9()に合宿を行いました。今回のブログでは、その振り返りをしていこうと思います。

 

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合宿地は、千葉県長柄町にある複合リゾート施設、「リソルの森」という場所です。リゾート施設ながら、陸上競技場・ラグビー場・クロカンコース・ウエイトルームなどが完備されており、調整合宿をするには、かなり快適な施設でした。

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温泉も充実しており、僕たちが利用した大浴場は、お湯の色が黒褐色で、浴槽がかなり広かったです。僕はせっかちなので、すぐにお風呂からあがってしまいますし、何回も大浴場にはいきませんでしたが、リカバリーの日に3回大浴場へ行き、約3時間お風呂につかっていた強者もいました。それだけ快適だったということでしょう。

食事もビュッフェスタイルで、和洋中がそろっており、とても美味しかったです。

 それでは、施設の紹介はここまでにして、各日にどのようなことをしたか、振り返っていこうと思います。

 

1日目の練習は

PM
Kunimitsuトレーニング(補強・動き作り)+各自ジョグ

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というメニューでした。長距離パートチーフである國松(3年)さんが組み立てた補強・動きづくりは、全身にバランスよく刺激が入り、理想的なレッグモーションを手に入れるのにかなり役立つものだったように感じました。

ここで印象に残ったことは、月並みですが、人によって動き作りの完成度にかなりの差があったことです。長距離走において、ランニングフォームは効率的であればあるほどいいと思うので、今回上手くできなかった人は、継続的にやっていくと競技力向上・怪我の予防につながっていくのではないかと思います。

 

2日目は、

AM

男子

5000m、10000m、ハーフマラソン組

5000m×2(17‘00)R15分

 

1500m組

200×10レペティションR5分

 

女子

2000×3 R15分

 

PM

Kunimatsuトレーニング(補強・動き作り)+各自ジョグ

 

というメニューでした。合宿最初の高強度練習であり、練習前はかなり緊張感のある雰囲気でしたが、それぞれが今現状できることをやり切れたのではないかなという印象です。

10000m標準突破目標組の中では、秋元(1年)がかなり粘っていたようです。彼にとっては5000mの自己ベストより10秒遅いくらいの設定だったので、かなりきつかったと思います。今回の粘りは、レースにおいても役に立っていくことでしょう。

今回の練習で印象に残ったことは、練習に対する心の持ちようが違うだけでも、練習の達成率は変わってくるということです。練習前に「自分の自己ベストと10秒しか違わないから、今回の練習は憂鬱だな、やりたくないな」と考えるのか、「自分の自己ベストと10秒しか違わないけど、今回の練習をこなせれば標準突破に近づけるから頑張ろう」と考えるのかで大きく練習の達成率に差が出てくると感じました。

もちろん、強度が高い練習の前は、体にかなりのストレスがかかるので、憂鬱な気持ちが出てくるのは仕方ないことなのかもしれません。しかし、強度の高い練習は、自分の達成したい目標のためには必要不可欠なものです。従って、いかにポジティブに捉えて実施するかが大事だと思います。

 

宅配便が来たので一旦執筆を中断します。

姉の美容品が届いたようです。姉はたくさんの美容品を持っているはずなのですが、一体いくつ美容品を買うのでしょう。そもそも、使いかけのものがあるのに…あまり姉の美容品事情について書きすぎると姉に怒られてしまいますのでここまでにしましょう。それでは、話を元に戻します。

 

3日目は午前中にKunimatsuトレーニング(補強・動き作り)+各自ジョグ、午後はフリー(集合なし)でした。ここでは、それぞれがリラックスして過ごす日でした。読書をする人、温泉に3時間入る人、ゲームをする人、ゆっくりジョギングをする人など、それぞれがリラックスをして過ごせていたと思います。

 

4日目は

午前

男子

5000m、10000m、ハーフマラソン組

1000×10(3‘20or3‘25) R200ジョグ(60秒)

 

1500m組

(400+150)×3~5

女子

(300×3)×3 R100ウォーク セット間5分

 

午後

移動

 

という形になりました。どのグループもおおむねそれぞれの目標に向けてのいい練習になったと思います。

自分が5000m、10000m、ハーフマラソン組の練習に参加していたので、その話ばかりになってしまいますが、10000m標準突破目標組の中で、2日目に思うような走りが出来なかった阿部(2年)が1000×10を3`25でこなしました。

彼の10000mの自己ベストからするとかなり難易度の高いメニューだったと思いますが、2日目の雪辱を晴らすような走りをしていたと思います。個人的には、うまくピークを持ってくることが出来れば、標準突破は現実的だと思いました。

実は、彼は6本目にはもうかなりきつく、離れそうだったそうです。しかし、回りの応援があったから粘り切れたとのことでした。このことから、改めて応援の力は偉大だなと思いましたし、今後も、色々な人に応援されるようなチーム・選手になっていきたいと感じました。

 

 以上が合宿の振り返りになります。来年度も同じ場所で合宿するかは不明ですが、練習内容に関しては、おおむねこの形が引き継がれると思います。もしこのブログを見て、学習院大学陸上競技部に興味が生まれた方は、ぜひとも体験に来ていただければと思います。選手だけではなく、マネージャーも大歓迎です。

 

ここまでにお読みいただきまして、ありがとうございました。

 


2023年2/14(火)
暖房が効いている埼玉のとある家のリビングより

学習院大学陸上競技部長距離ブロック副チーフ

河村東哉