こんにちは。3年長距離パート副チーフの黒沢侑平です。
今回は、12月24日に行われた第109回平成国際大学長距離競技会の結果を報告します。
【競技結果】
男子5000m
2組目
阿部快晴(3年) 16分43秒90
駒野晴陽(3年) 17分22秒93 PB!
京野遼河(1年) 17分27秒64 PB!
5組目
河村東哉(3年) 17分01秒79
8組目
黒沢侑平(3年) 16分13秒39
【全体の反省】
5000m2組目には阿部(3年)、駒野(3年)、京野(1年)が出場しました。阿部は故障からの復帰レースでしたが、PBに迫るタイムで走りきりました。大学で陸上を始めてから飛ぶ鳥を落とす勢いで成長してきた阿部ですが、今年は度重なる故障に苦しみました。陸上競技の辛い側面に直面し、投げ出したくなったこともあったと思います。それでも阿部は、腐らずできることを積み重ねてきました。挫折を乗り越え一回り成長した阿部の走りに、応援していた私も心を動かされました。ここで気を緩めず、標準切りに向けて一層頑張ってほしいです。
駒野はPBを約7秒更新しました。2000m~4000mで意図的にペースを落とし、ラスト1000mでペースを上げるというクレバーな走りでした。先週の松戸市記録会10000mでは苦しい走りとなりましたが、前回の反省を活かしてしっかりと修正してきました。駒野は自分のペースで着実に力をつけています。今の水準の練習を継続できれば5000m16分台、そして10000m33分台も見えてくると思います。今後の飛躍にご注目ください!
京野はPBを約1秒更新しました。高校時代の自分に先着でき、本人も安堵している様子でした。京野は非常に意識の高い選手です。合宿ではありとあらゆるケア用品を持ち込み、私をはじめ同部屋の選手を驚嘆させました。練習前に丁寧に動きづくりに取り組む姿もよく目にします。今後も継続して、学習院を引っ張っていく選手になってほしいと思います。
5000m5組目には河村(3年)が出場しました。半袖シャツにアームウォーマーと万全の防寒対策をしてスタートラインに立ちました。前半は流れに乗れていたようですが、中盤以降はうまく走れなかったようです。次回は河村らしい太陽のような走りを見せてくれると思います。
【自身の振り返り】
まずは、応援、サポートをしてくれたマネージャーさんと走り終えた選手たちに感謝申し上げます。私は5000m8組目に出場しました。タイムは16分13秒39で、申請タイム(15分15秒)にもPB(15分56秒)にも及ばない結果でした。悔しいですが、練習状況を踏まえると当然の結果だったと思います。8月の2次合宿で左足薬指を骨折して以降、焦って復帰→再度故障のサイクルを何度か繰り返し、継続して満足のいくトレーニングを行うことができませんでした。12月に入ってからは、右足鵞足部に痛みが出て1週間程まともに走れない期間がありました。強度の高いトレーニングができなかった影響は、レース後半に失速という形で現れてしまいました。自身の取り組みを振り返ると、理想を追いかけるあまり自分自身の現状と向き合えず、そのために故障を繰り返してしまったと感じます。同じ失敗を繰り返さないよう1~2月はじっくりと練習をし、故障しない体づくりを徹底します。そして、来年10月の箱根予選会で、これまでの悔しさを全てぶつけたいと思います。
最後に、阿部(3年)が素敵な写真を撮ってくれたので載せておきます。
河村(3年)
黒沢侑(3年)
今回の平成国際大学長距離競技会をもちまして、2023年の長距離パートの活動は全て終了です。沢山のご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
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