こんにちは。 今回新歓ブログを担当させていただきます、法学科3(4)の黒沢航平と申します。昨年10月から長距離パートチーフとして活動させていただいています。今回のブログは、新入生に向けた内容を書かせていただきます。よろしければ最後までお付き合いください。

 

まず、長距離パートについて。私の思う特長は、主に3つあります。

1つ目が、チームとして1つの目標に向かって、一体感を持って取り組んでいる点です。男子が箱根駅伝予選会、女子が関東大学女子駅伝という、チームの目標があります。そのため、チームとして頑張っていこうという意識が各メンバーに根付いています。

2つ目が、自由な環境で選手が主体的に活動している点です。長距離パートの集合練習は週3回と決して多くなく、また、常駐してくれる指導者もいません。こうした自由な環境の中で、選手たちは各々で課題を考え、課題を克服できるよう工夫して練習に取り組んでいます。例えば、集合練習の以外の日には、多くの選手が自分に足りない部分を補うような練習をしています。また、集合練習の日にも、自分の成長のために必要であれば自分のやりたい練習をすることができます。こうした“自由な環境をむしろプラスと捉え、意欲的に活動できる点”は、長距離パートの大きな強みといえます。

3つ目が、やる気のある選手たちが集まっている点です。長距離パートには様々なレベル帯の選手が所属していますが、レベルに関係なく、全員が競技に対して向上心や情熱を持って活動しています。そのため、実力の有無に関わらず、「速くなりたい」という気持ちがあればやっていける環境にあります。

 

次に、陸上競技の魅力について。

私が陸上競技をやっていて、最も“熱い”と感じる瞬間は、「見ている人の期待を上回る結果を出す瞬間」です。予想や下馬評を覆す瞬間というのは、陸上競技のみならず、他のスポーツにおいても人の心を動かす瞬間だと思います。しかし、陸上競技は個人競技でなおかつ成長が数値として表れるスポーツです。そのため個人の取り組み次第で、たとえ競技レベルが高くない選手であっても、他者の期待を上回る走りができれば見ている人を熱くさせ、心を動かすことができます。私自身、学習院に入ってから“熱さ”を感じる瞬間が何度もありました。また、見ている人を熱くさせるような走りをしたいというのが、競技のモチベーションの1つとなったりもしています。競技者としてのレベルに関係なく、人の心を熱くさせることができることこそが、陸上競技の最大の魅力だと私は感じます。新入生の皆さんとも、レースの結果で“心の動かし合い”ができれば最高です。

 

最後に、新入生に一番伝えたいこと。

それは、「夢中になれることを見つけて、それに夢中になってほしい」ということです。私の持論ですが、何か1つのことに夢中になることは、人間を成長させてくれます。私自身この部活を通して、上手くいかないことがあってもそれを自分の成長の糧として捉え、前を向いて行動できるようになりました。これは、「速く走ること」、そして「予選会」に夢中になったからに他なりません。こうした経験も踏まえ、新入生の皆さんには、何か1つ夢中になれることを見つけてほしいです。

夢中になれることがない方は、これから見つけていけばいいと思います。「本当にやりたいことは何か、夢中になれるものは何か、ワクワクすることは何か」を自分の心に問いて見てください。また、何かに挑戦してみることも大事だと思います。部活やサークルの活動に積極的に参加してみましょう。長距離パートでも練習参加、見学希望者を受け入れています。ぜひ一度体験して、雰囲気を感じてみてほしいです。

そして、夢中になれるものは長距離だという方、予選会に出たい、もっと速く走りたい、過去の自分を超えたいなどの情熱を持っている方には、長距離パートを強くおすすめします。長距離パートでは、皆さんが「夢中になれる環境」を整えて待っています。繰り返しになりますが、現在の実力は関係ないです。情熱さえあれば、行動と結果はあとからついてきます。一緒に夢中になって陸上やりましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。このブログを読んだ新入生の皆さんが充実した大学生活を送れることを祈念して、ブログの締めとさせていただきます。


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